私のための私が作る教科書
カテゴリ: コラム
作成日:2018年03月25日(日)
NHK Eテレ「ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”」
進化生物学者ジャレド・ダイアモンド博士が
「人間の本質には動物的な面とヒト独自の面がある」というテーマで
色々な切り口から
アメリカの若者たち(高校生?)に授業を行っていく放送です
「集団虐殺(ジェノサイド)はなくせるのか」など
勉強になる内容ばかりですごく楽しみにしているのですが
その中で別の視点から興味深かったこと
それは、授業を受ける若者たちがそれぞれ小さなノートを持っていて
とっても一生懸命メモを取ることです
いわゆるテキストはなく、配布物もなく
たまに博士が小さな黒板に書く文字以外は
自分がしっかりキャッチするしかないのですね
私はいいなあと思いました
与えられるだけでなく自分からつかむ力を
鍛えられている気がします
最近若手の研修などで
メモを取る人が少なくなったという声が多々あります
テキストにすべてがあると思っているのでしょうか
一方、管理職研修などでは
きらりと目が光る瞬間があって
そのときペンが動いていらっしゃる姿が多々散見されます
ご経験からくる自分ならではの“観点”があって
ここは持ち帰る!という行動を取られるのでしょう
若手は、経験はこれからですから
逆に、今後のためにという観点からすると
メモを取ることは山のようにあってもいいかもしれません
教科書もレジュメもない中で学ぶ体験
今後学校でも、研修でも、必要になるコンテンツではないかと思います