アンガーのはけ口はむずかしい
カテゴリ: ブログ
作成日:2021年09月03日(金)
アンガー
怒り
その出しどころは
なかなかむずかしいですよね
モノに「当たる」とか
思わず家族に「当たってしまった」とか
いわゆるはけ口・矛先というものを
存外に私たちは求めているものだと思います
もちろん意識上は
「怒ることは恥ずかしい」
「怒るなんて大人げない」
などと思っていても
心の中に生じたエネルギーは
放出を望むのは当然のことですよね
たとえばあおり運転
たとえばクレーマー
たとえばマスク警察
その場に生じた出来事に対して
もちろん怒ってはいるのだけれど
実はそのアンガーエネルギーは
昨日の兄弟げんかだったり
1時間前の理不尽な上司のお叱りだったり
10年前の仲間からの揶揄嘲笑だったり
からということがままあります
もちろん本人は
ひたすら目の前の人に怒っているのですが
人間感情は時空を超えて複雑です
今アンガーの只中にいる私は
今アンガーの体現者になっている相手は
いつの次元から来ている人なんだろうか
ときには
そのような視点を持つことも
アンガーマネジメントになります
「ああそういうことだったんだな」
「ああずっと引きずっているんだな」
そういう理解や納得が
思いのほか
心を落ち着かせてくれるものではないでしょうか