若い人たち – ソーシャルスキル・プログラム
2006/07/28
コラム

若い人たち

夏休みになりました
義務教育の生徒たち
高校・予備校・専門学校・大学校の学生たち

それぞれの
いろんな夏休みの過ごし方があるんだと思います

最近いろんな学校に仕事に行くことが増え
現場おりおりの若い人たちに出会います

実感として
若い人っていろいろだなあということ
をあらためて感じます

お父さんが作ってくれたお弁当を大切に食べる彼
超おしゃれなファッションでさみしさを訴える彼女
アイドルになることが切実な目標の男子高校生
反発するくせにすぐ教卓によってくる彼ら
友達と並んでいても全く表情を変えない大学生
バイトで自分の手術台を稼いでいる学生
彼氏と上手くいかないと精神不安定になるという彼女

ときには
ご老人のほうがよほど若いと思われるほどの倦怠感をみせ
にらみつけ
うざいということばを一日中吐き

昨日の仲間は今日の敵
気分転換はめまぐるしく
朝に夕に決意はニュアンスをたがえる

けれど
みんなそれぞれの現実を
自分なりの耐え方で、実力で、爆発力で必死に生き抜いている

そのことは
まぎれもない事実であることが
彼らの体温からしっかり伝わってきます

ああ
わたしのたちおとなのように
上手な
理屈をぶら下げてはいないんだな
と教えられることが
ほんとうにあるのです

わたしは、
どうしてこんなに
レトリックが上手な人間に
なってしまったのだろう、と

傷つかないように
後に残さないように
私は言葉を自分に向けて作ってきた・・・
そのことに驚かされています

夏は
みんなに同時に
汗や寝苦しさや日焼けも運んできます
まるで自分だけが
責苦にあっているような
レトリックはつつしんで
平等な夏を
まっすぐに受け止めてゆこうと
すこし殊勝な気持ちに
なっているところです