立ち止まる風景 – ソーシャルスキル・プログラム
2006/04/15
コラム

立ち止まる風景

桜は今年も散ってゆきました
でもここしばらくは
脳裏にその残像が
しっくりきていてとてもいい感じ

あのほんのりとした白さ
幹のちから強さ
何本も立ち尽くすたおやかな風情
風を吸い
ふくらみ流れるきらびやかさ

頭の中の桜が
キレイに出来上がっている
これを伝統的な美意識
というのでしょうか

ときおり
思いが散らばってしまったり
開いたつもりのドアが急に閉まってしまったり
なんだかまくいかないなあと
足元ばかり見つめてしまう日があります

そんなときは
あまり騒がず
風を待つでもなく
日当たりをわざとかいくぐるでもなく
そのままのんびり沈んでいると

急に桜が目にとびこんできたり
思いもよらぬ景色に目がすいよせられたり
・・・まるで車窓の風景に出会うように
斬新な気分なることがあります

それはときに木や花であったり
陽射しや風であったり
木槌や鳥の声であったり

偶然に飛び込んできて
気分をかえてくれるもの
そんな出会いに
とても慰められて
生きているような気がします

何も立ち居地は変わらないのに
光が差し込んで
ただ気持ちが
これでいいよと言っているような

そしてそのすこし新しい気分には
すこし新しい行動がついてきます

気になっていたメールをする
紅茶のブレンドをしてみる
あてのない企画書にチャレンジしてみる
ただそんなこと
のなかで
また来年の桜へ・・・・・